業務用電子レンジブログ

将来の夢は業務用電子レンジです。

わたしと平田と鈴鹿と舞洲と

こんにちは。金子みすゞです。

 

違うか。

 

本当にいろいろあってブログも書けなかったので溜まってた分全部書いてまた自分用の備忘録みたいなもんですがそのときそのときの状況報告したいと思います。

 

8月のAACAを終えてからの事をズルズルと書いていこうと思います。

 

まずはAACAの翌週の平田クリテまでの話。

 

オーバーワークで体調崩してからしっかり休んで辛うじて外を走れる状態まで持って行ってなんとか完走したAACAの翌日から丸々3日レストにしました。

オーバーワーク明けの体には負担が大き過ぎたようで、3日間体が疲労感に満ちて本当にしんどかったです。

4日目でようやく疲労が抜けてローラーで夜練。

翌日レスト。

翌々日は早朝からチェンマイエンデューロ

鈴鹿も近かったのでTTバイクで参加させてもらう事に。

疲労ため過ぎてもすぐに体調崩しかねない不安定な状態なのは分かっていたのでtss90ほど稼ぎ、TTの良い感触も掴めたところで途中離脱。

TTの速い走らせ方がようやく掴めたような感じがした。

結構調子自体は上がってきていた。

 

そして翌日は平田クリテ。

シードだったけど少し体調を気遣ってというのが半分あり、なかなか脚を使わないと上がれない展開だったのもあり、序盤は遠慮がちな位置取りをしてしまって15番前後あたりで動いていた。

 

この位置ならよっぽど中切れはないだろうと思っていた矢先、第2コーナー立ち上がりで2人前で中切れ。ちーん。

 

多分先頭グループが後ろをどこかで千切ろうという勢いで加速したんだろう。

先頭集団は15人前後で抜けていき、自分らは追走開始。

 

ここからが調子が良かった。

この日から時間も経って記憶が薄れてきてるしどうせただの追走での話だから詳しくは割愛するけど、今までにないくらいよく脚が回って追走集団をゴリゴリ引いてました。そして久々に体調も良くて楽しくなってきてしまい走りながら笑ってました。

(以下、いただいた楽しそうな写真)

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結局先頭との差は埋められず逃してしまいましたが先頭との差を一定でキープ出来たので最後まで降ろされず完走できました。

(タイムギャップ30秒くらいあったと思うからお情けかも)

 

で、平田を終えて、翌週はついにシマノ鈴鹿

この調子で1週間調整すれば結構な仕上がりで当日を迎えられそうな感触を平田で得ることが出来た。

 

しかしここで頑張り過ぎてまた体壊してもあかんので平田翌日はしっかり休み、火曜水曜と天気が悪かったのでローラー。

ズイフトで確かに調子が良い感触を確かめる。

 

しかし悲劇は木曜に起こった。

会社で夕方あたりからめちゃめちゃ体がしんどくなった。

熱が出た。

確信したのでぶっ倒れそうになりながら帰りに薬局で効きそうな薬を買い、帰宅。

熱を測ると37.9度。。。

おいおい…

 

こんな大事な時期に体を冷やして簡単に風邪を引くような不用心な事はしてないのでほぼ間違いなく風邪を拾ってきてしまったと思われる。

 

最悪だ。

結局その日は何も食欲も湧かず、そもそも作る気力もなく、ぶっ倒れるように布団にダイブして終えた。深夜に目が覚めて若干食欲が湧いて食べなければならない分は食べたけど。

金曜はもともと鈴鹿のために有休とってたから丸一日ベッドで熱にうなされながら寝ていた。

 

明日から鈴鹿なのに何やってんだ…

 

ピークより多少熱は下がったけど寝ても寝てもなかなか熱は下がりきらず、しっかり食事もして、なんだか効くと噂の高級栄養ドリンク(自分にとって)、ユンケル黄帝液を買って飲んだり、とにかく最善を尽くした。

(治り切りはしなかったもののユンケルはかなり治りを早めた感はした)

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しかし奮闘もむなしく、鈴鹿当日の午前3時、熱はある程度下がったものの、喉はガラガラ、鼻はズルズル、そして頭はクラクラするし体もめちゃめちゃしんどい。

 

間に合わなかった。

 

結局鈴鹿DNSという苦渋の選択を余儀なくされた。

この日のために頑張り過ぎて体調崩したり、そこから徹底的に体調管理して、無理のない範囲で限界まで調子上げて頑張ってきたここ数ヶ月の努力はなんだったのか。

 

そして5ステージを共に走る予定だったチームの方々に本当に申し訳なくて心が苦し過ぎた。

 

悔しさや不甲斐無さとか色んな感情が溢れて涙が止まらなかった。

 

強くなりたくて限られた時間の中でそれなりの努力をしても空回りしたり、何もかも報われな過ぎていい加減嫌になってきた。

 

それでも残酷な事にその1週間後には実業団の舞洲クリテリウムが待っていた。

 

もうメンタルもズタボロだしそもそも風邪は治ってないしで焦りしか無かったけど舞洲まではやりきる事にした。

 

鈴鹿DNSを決めた翌日の日曜、鼻はズルズルで喉もガラガラだけど熱がひとまず下がったので時間を決めて軽めにローラーを回した。木金土と寝たきりだったので流石にこれ以上何もしない日が続くと心拍や筋肉が1週間で到底取り返せないところまで落ちてしまうと思ったから。

 

それにしても丸3日風邪と戦いながら寝たきりだったのでかなり体が弱ってしまっていた。

焦りしかなかったけどとりあえず心拍は上げておいた。

筋肉もこれ以上衰えさせたくなかったのでローラー後にゴブレットスクワット。

終えてから即シャワーで体を冷やさぬよう細心の注意を払った。

で、すぐまた寝た。

 

まず風邪を治すのが先決だろうという考えももちろんあったけど、仕上げなきゃならない期日が1週間後に控えてる以上いつ治りきるかわからないタチの悪い風邪を待つことは出来なかった。

 

で、翌日月曜は風邪の回復重視…でも筋肉を戻すためにゴブレットスクワットのみやっておき。

 

火曜、まだ鼻はズルズルだけど喉ガラガラは治ってきて久々にまともに練習出来そうだったのでローラー。外は晴れてたけど風邪も完治させなければならなかったのでサクッとローラーで追い込む選択。弱った体で練習場所へ移動する間に余計なTSSも稼ぎたくなかった。

 

同様の理由で水曜もローラー。

 

筋トレ含めると4日連続で筋肉に負荷をかけているので流石に疲労がたまってしんどかったので木曜はレスト。

 

ちなみに風邪による消耗と無理な練習による疲労と戦いながら練習の日々だったので毎日1本仕事前に栄養ドリンクをキメなきゃやってられなかったです←

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(用法用量守ってたけど改めて見ると毒々しい…)

 

そして思い返せば調子良かった平田の日以降1度も実走出来てないので、金曜は1人でチェンマイでインターバル練。

正直感触としては…悪かった。

 

しかしもうレース2日前なので疲労を抜ききるために翌日はレストなのでこれ以上練習で調子上げる事は出来ない。これで行くしかないもんは仕方ない。

悪い仕上がりなりに手持ちの心許無い武器だけで戦うしかない。

モチベだけは切らしてなかった。

優勝は狙う。

 

レース当日。

ライセンスコントロールの時間が10:00からなので意外と朝は余裕だった。

 

慣れない高速を使い、魔境阪神高速をなんとか分岐でミスせずに無事に大阪の会場までたどり着けた。

天保山JCTの直前に出口があるの、これはひでぇわと笑ってしまった。前日にはっしーさんやすけさんがツイッター舞洲までの高速ミスると言っていた理由がようやく分かった()

 

会場に着いて、チームと合流し、ライセンスコントロールを済ませ、マネージャーミーティングを済ませ、試走し、16:00からのレースまで待機。

 

これがまた暑くて待つだけでもしんどい。

体内の水分が抜けてしまうのだけは避けたかったので、レースまでの間水分補給は徹底した。

脱水症状はもちろん、脚攣りの原因にもなるから。

結局レースまで日陰で休みながら水2Lとポカリ2Lを消費した。

 

あと、試走して気付いたんだけど路面が良くない。砂が浮いてるところはカラーコーンで塞いであるから良いんだけど、それ抜きにしても第1コーナーはそれでも少し砂っぽいし1箇所アスファルトの継ぎ目?でポンと跳ねる場所がある。

第2コーナーも同様に跳ねる場所あるし、波打ってて下手に侵入すると一瞬トラクション抜けてコケそう。

そして全体的にアスファルトが粗いというのか、綺麗な路面じゃなくてガタガタ寄りで普通に踏むとトラクションが僅かにかかりにくい感じがした。

 

そこで空気圧はF:5.1bar、R:5.7barと低めを選択。多分この方がタイヤが跳ねなくて速そうな感じがした。そして最終コーナーは位置取りの中で間違いなく高速で突っ込む展開になると予想してフロントの食いつきも重視。

結果から先に言えば大正解だった。

 

で、レースの時間になり、検車とサインを済ませてスタートラインへ並び、レーススタート。

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E3のレースは20周。

自分の今の実力を考え、とりあえず先頭から一歩引き、後ろ過ぎないポジションで様子を見よう…と思ってたんだけど、本当に脚が回らない。

こんなに出だしで脚が重いのは初めてだった。

そんなわけで上がりたくても上がれず、多分25番手とかで、縦に長く伸びた集団だったので多分先頭から100メートルくらい後ろにいたと思う。中切れ起きたら即ジ・エンドの位置。

 

幸いペースがやや落ちて少しずつ集団がまとまり始めた。しかしそのタイミングで先頭で松山城南高校の3人組(以下城南)がペースを上げて抜け出していた。それにプラス数人の逃げが出来ていたのでこれは逃しちゃ終わると思い、慌ててメイン集団を抜け出してジョイン。

 

このまま逃げるかと思いきや数的有利で逃げをコントロール出来る城南3人が逃げを選択しなかった。んー?よくわからん。メイン集団にチームメイト残してる訳でもないのに。結局その後集団に戻ったけど結局城南が前でコントロールしてたし。

 

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自分はとりあえず信頼できるざきやまさんの近くを走ってることが多かった。知り合いだから心強いというのもあるけど、なにより安全だった。

 

そんな感じで少し集団が落ち着いてくると団子状の集団になるわけだけども…危ねえ。

走れてる人ももちろん多数居るんだけどやはりここはE3。ある程度の脚があるもののスキルが無い人も多い。特に危なかったのは2コーナーの立ち上がり。3列くらいで曲がるときキッチリラインキープ出来てる人と、外に膨らんでからまたグイッと内側に合流してくる人がいてラインが交錯しそうになっていて危ない感じがした。そう思ったのでそれ以降は低圧チューブレスのグリップの高さを活かしてインベタ侵入、インベタ立ち上がりを意識した。

そしたら案の定、残り4周くらい?のタイミングで外側で落車が起きた。

南無。

 

その後も主に城南トレインが集団をコントロールし、最終周。

最終周突入時で6番手くらい。

ここでやはり城南トレインが強い。完全にアシストとかの役割分担がはっきりしてて、向かい風だというのにかなりハイスピードでとてもじゃないけど単独では捲れなかった。

本当は先頭で最終コーナーに入りたかったけど完全に阻止されてしまった。

 

結局バックストレートを5番手で終え、最終コーナー。ここでチューブレスがまた活きる。

予想通りハイスピードで突っ込むことになったが、フロントを低圧にしておいたおかげでガッチリ食いついていたので、コーナー中に1人外側へ膨らんでいった城南の選手をインからパス、コーナーを終えホームストレートでスプリント開始。

 

しかしやはりパワーが出ない(1200wも出ていなかった)。そしてそれ以上に5番手からでは位置取りが悪すぎた。

 

手ぶらで帰る訳には行かぬと、必死にもがき、なんとか1人捲って3着。1位2位は城南だった。強かった。そしてレースが上手だった。

 

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賞品はCCD。これは嬉しいね。

 

そして毎度の事ですが、METはいいぞおじさんをやっておきます。

今回久々にスプリントに絡んだ訳ですが、トレンタは空力がいいので、ひょっとすると、最後のスプリントで入賞圏内に食い込めたのはトレンタ高い空力性能のおかげ…かもしれません。笑

 

 

満足出来る結果ではないけれど、実業団で初の入賞。素直に嬉しいし、今やれるだけの事はやったと思う。頑張ったと思う。

 

という事でもう体もメンタルもそこそこ限界来てますし、目標のレースも特にないので少しの間自転車休みたいと思います。

ここ1週間はもう全く自転車が楽しく無くて、ただただ苦痛でした。

それにここからもうひと頑張りしてしまうと今度こそ体が崩壊して病院送りの何かが起きる気がしてなりません()

 

なのでまた自転車乗りたくなったら乗る事にします。(どうせ1週間もすればまた乗り回してそうな気がしますけど。)

 

そういえば、もうすぐシクロクロスも組み上がるので秋からのシーズンも楽しみたいと思います。

(結局自転車から離れられない人)

 

長くなってしまいましたが最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

では👋