業務用電子レンジブログ

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鎖骨の端っこバラバラ事件 骨折・入院・退院編

こんばんは、ジョニーデップです。

 

違うか。

 

今回は僕が鎖骨折った話をまとめておこうと思って書いた次第です。

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8月末のとある休日、前走者の落車を避けられず落車。このとき後続もいたので出来れば巻き込みたくなかった為、即急ブレーキかけるわけにもいかず、走行ライン変えるだけで回避を試みるも失敗、という形だったので40km/hオーバーでモロに左肩で地球にメテオストライクした。数秒アスファルトに肩を削られてる感触があったのを覚えている。

あと少しで地球を割れそうってところだったのですが僅かに力及ばず、自分の左鎖骨が逝った。

 

というのも後になって分かった話で、その時はただ肩が動かないだけで何がどうなってるのか自分には分からなかった。

久々の落車だった。実に2年ぶり。

 

転がってる自分の自転車を見るとフォークがポッキリ綺麗に折れていた。萎えた。

 

すぐに救急車に乗せられて近くの病院へ搬送された。救急車の中で住所やら名前やら緊急連絡先やら聞かれたが、いつもスマホケースに忍ばせていたエマージェンシーカードが役に立った。その辺の情報は一通り書いてあったのでそのまま渡して済んだ。

みんなエマージェンシーカード携帯しようね。

 

コロナが流行ってる事もあって救急車の中で体温を測られた。すると体温が37.5℃とか。やたら高い。運動後とは言え何度時間を置いて測っても下がらない。

これも後になってわかった事だけど、擦過傷が酷すぎて体が傷口からの細菌と戦うために熱が出てたらしい。

 

そんな感じでもう痛いわだるいわでつらつらのつら子ちゃんだった。

 

病院に到着してまず傷口の手当。消毒で悶絶。

体験した事無いほどの激痛が走り、ガチ泣きする始末。体は強張って震えてた。見かねた看護師がキシロカインだったかなんだったかの麻酔のゼリーを塗ってから再度消毒してくれた。魔法のように何も感じなくなった。最初から使ってクレメンス。

 

手当が終わった後、脳のCTと肩のレントゲン。

その結果、脳には異常なく、レントゲン見る限り脱臼だと救急の医者に言われ、その場ですぐに脱臼の治療をされた。

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特にStimson法で30分我慢させられたのがキツかった。

で、あれこれやった結果あんま良くならず、救急の医者も自分は専門じゃないので専門の整形外科医にも診てもらってくれと言われて病院を出た。

これがその時の写真。萎えている。

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その後整形外科へ行って診てもらって改めてレントゲンを撮ってもらうとあらびっくり。

 

左鎖骨が折れてると。

 

脱臼なら割とすぐに復帰出来ただろうに、骨折は当分復帰は厳しい。とても萎えた。

 

翌々日の病院が営業する月曜、仕事を休んでCTを置いてる別の整形外科へ紹介状持って行き、精密検査をしてもらうと、左鎖骨の端っこがバラバラになってる事がわかった。説明しにくいけど、左鎖骨の端から裏側へ伸びでいく部分が完全に隙間が空いちゃってると。

靭帯も損傷で亜脱臼のオマケつきとか言ってた気がする。

 

いろいろダメージがあったがまとめると、

・左鎖骨遠位端骨折

・右足首捻挫

・左半身ズルズル擦過傷

が主なところだった。

 

そこからが急展開で、担当の医者が

「明日手術予定空いてるし、やっちゃう?」

と。え、そんな感じで決まるん?笑

どうやら骨はほっといて治る感じではなく、プレートを入れて、バラバラになった骨を集めて繋ぐようにボルトを入れてやらないと治らないと。

 

て事で手術が決まり、その場で即座に手術の準備の為に弾丸入院。

その日の夜の病院メシを最後に絶食。

これが最後の晩餐ってやつか…

 

翌日、起きて少し水を飲んでから絶飲でもうなにも飲めない食えない。

 

昼に手術室へ。

手術台へ運ばれて酸素マスクをつけられ、点滴を打たれた。

「点滴に麻酔を流しますね〜」と言われ、数秒で視界がぼやけ、気がつくと手術は終わっていた。

初の全身麻酔に動揺する暇もなかった。

 

意識が無いうちにどうやら3時間経っていたらしい。

もともとの予定では1時間で終わる予定だったものが、後から聞いたところ予想以上に鎖骨がバラバラだったので手術が難航したらしい。

 

手術を終えてから確か3時間くらい回復室に寝かされ、絶対安静。これがまた暇すぎて苦痛だった。

 

それが終わって病室に戻り、さらに時間を開けて21時、ようやくその日初の食事を口にした。

おかゆとわかめスープとヨーグルトと野菜ジュースしか食べさせてもらえなかったけど涙が出るほどおいしかったのを覚えている。無我夢中で27時間ぶりの食事をかき込んだ。

そうそう、ヨーグルトには俺の大嫌いなイチゴシロップみたいなのがかかってたけど、人間追い込まれるとなんでも食うんやね。スタッフがおいしくいただきました。

 

手術も終わってメシ食ったし後は寝て翌日退院するだけ…と思ったが甘かった。

寝ようとすると痛み止めが切れ、手術の傷口に激痛が走る。例えるなら左肩を槍が貫通しているかのような痛み。ガチのナースコールを押した。

痛み止めの点滴を打ってもらい、多少落ち着いた。

それでなんとかその日は浅い睡眠をとれた。

 

翌朝、ついに人権のある普通の食事が出た。

病院食だから特別おいしい訳じゃないけれどもうなんだっていい。悟空並みにガツガツ食った。

 

その後先生が来て、「傷口の痛みの具合によってはもう1日入院した方が良いと思うけどどうか?」と聞かれて「手術の傷は痛むけどまあ大丈夫っス」つって退院させてもらった。

その時点で月火水と3日仕事を休んでいるのでこれ以上は業務がヤバいのもある。

 

で、荷物まとめて受付でお会計。

手術費と入院費で合わせて15万ちょい。

板金7万円コースでは済まなかった←

 

けど高額医療費制度ってのがあって、詳細は割愛するが後に一部戻ってくるらしい。助かるね。

 

という感じで退院。

骨折してからここまで5日間経過。

やっと病院から解放されたぜ。

 

 

だがこれは地獄の日々の始まりに過ぎなかった…

 

 

to be continued...