MET TRENTAのインプレッションまとめ
早いもので一般サポートライダーとしてIntermax様よりヘルメットを提供して頂き1年が経ったので春夏秋冬と1年通して感じた事を使った環境と併せてまとめたいと思います。
(ちょっと長いです)
まずその前に重量と着用感。
僕の使用するMサイズのカタログ値は225gに対し、実測231g。1年使ってるんで汚れか何かついたりしたと思えば誤差ですね、うん。
十分軽いと思います。使っていて特に重さが気になるような事はありませんでした。
頭の形ですが、若干前後方向に頭が長い人に合うんじゃないかと思われ。
(ちなみに僕は某Kブト社のエアロR1を試着したら前後方向の幅が足りなくて頭の形が合わず被れないタイプでした。どちらかと言うと欧州寄りなのかと。同じ境遇の方は是非ともMETをお試しあれ。)
調整機構はオーソドックスな頭の周り調整するダイヤルと、被る深さ(?)調整できる機構の2つが備わってます。僕は2つ目の深さ調整の機構に最初気付かなくて、調整せず浅くかぶっててダサダサだったので皆さまお気をつけ下さい😇
次に使用感に移ります
まず6月末のAACA、平田クリテのレースレポから抜粋。
ー 髪が伸びに伸びてモフモフになった状態の頭ですが雨上がりの快晴で湿度・気温が共に高くジメジメしていたAACAでもトレンタは快適でした。ー
ー 少なくとも熱が篭って不快だと感じる事は現時点ではないです。ー
こんな事を書いていました。
これは今でも思います。本当に通気性が良いのが感じられるヘルメットです。
こんな番外編エピソードもあります。
ハエよりは大きい何かがヘルメット内部に入り込んだことがあったのですが、そのまま中を通って後ろから出て行っちゃいました☆
何が言いたいかって、それだけしっかり空気の流れる大きな溝が確保されているんです。
ヘルメットは穴が空いてさえいれば涼しいなんてものじゃなくて、ちゃんと空気が流れなきゃ涼しく無いんです。そこはTRENTAを使えば実感できると思います。
お次は7月8月の平田クリテのレポートより。
ー 今回猛暑デビューとなったMETのトレンタですが、圧倒的な通気性の良さにより滅茶苦茶に暑い中でも頭はしっかり風が通って汗が垂れてくるなんてことも一切ありませんでした。
METはいいぞ(いいぞ) ー
どうやら1ヶ月ちょっとでMETの良さを確信したようです←
冗談はさておき、7月も8月もC1でほぼお昼の時間帯で30°を軽く超える日でしたが、頭部の暑さを感じる事は一切ありませんでした。
8月は頭から水も被りましたが、しっかり風が通って冷却されるので効果抜群でした。
頭が冷えるかどうかで多分熱中症のリスクとかも大きく変わってくると思います。
しっかり最後までレースを戦うためにはその辺もしっかりクリアしたヘルメットを選ぶのが大切なのではないでしょうか🤔
ー モリコロの下りは60km/hを軽く超えるくらいのスピード域で、先頭に出てエアロポジションで牽いたりしてましたが確実にヘルメットの空力の良さのアドバンテージがあったように思います。他のヘルメットに比べて高速域でバババババというような風切り音が小さい気がしました。気のせいか分かりませんが。
まあデータからも空力が良いのは分かっていたので、そういう高速域のシチュエーションがあるならエアロ無視のただ通気性良いだけのヘルメットを使うよりも精神衛生上良くて、下りを先頭で突っ込むときも気持ちよく踏んで行けます。
僕は機材選びにおいてデータ上確実に速くなると分かっているものなら体感できるレベルで無くても、プラシーボ効果でも良いから使うべきだと思っています。エアロ機材については高速域では確実に大きな差になると思います。ー
確かなエアロ性能を感じた回でした。
以下、METのHPのスクショですが、TRENTAはあの穴の少ないMANTAを上回る空力性能を誇るそうです。
通気性ヨシ!空力ヨシ!
文句ナシ!ヨシ!
最後に冬場のシクロクロスより。
ー 今回シクロクロスのレースという事で、ロードのレースと違って常に高い心拍数を打ち続けた事で気温は低いのに汗が止まらないほどに体が熱くなっていたのですが、TRENTAの高い通気性のおかげでシクロクロスの低い速度域での使用環境でもオーバーヒートする事なく頭に熱を籠らせずに冷静にペースを刻み最後までタレずに走り切る事が出来ました。
本当にいいヘルメットです。
METはいいぞ。ー
上記の通り、低い速度域でも持ち前のエアフローの良さでしっかり頭部を冷やしてくれました。
最後のまとめ。
TRENTAは冷却性能、空力性能ともに優秀なヘルメットでした。
これにてヘルメットのサポートは終わってしまいますが、普通に自腹でもMETのヘルメットを買い続けようと思っています。そのくらい満足出来る製品でした。
では最後もこの言葉で締め括らせて頂きます。
METはいいぞ。
ありがとうございました👋
東海CX 第6戦 大野極楽寺 C2
サッとレポート兼覚え書きを。
大野極楽寺C2 16位でした。
順位としては入賞ならずなのでぱっとしないものですが、まだC2昇格して2戦目でゼッケン39番、後方スタートですし上出来でしょう。
それ以上に自分にとって久々に最高のパフォーマンスを発揮出来たレースだった事に満足している。
残念ながらパワーメーターはついてないので出力は分からないけど、確実に高NPを叩きだした感触があった。
という事でまた今回のコンディションについてまとめておきたいと思う。
実は愛知牧場戦を終えてから自分の中ではかなり尋常じゃないくらい調子が上がってきていた。
9月あたりから本当に調子上げようと思っても、ほんの少し練習積んだだけで体調崩したり、慣れない仕事の疲労やストレスが溜まってか発熱したり、脚の浮腫問題で練習どころでなくなったり、寝てたら突然視界がぐるぐる回って吐いて倒れたり、調子上げては壁に阻まれふりだしに戻るような泥沼のサイクルが4ヶ月続いた。
それでも投げ出さずに弱音吐きながらも乗り続けた甲斐があったって事なのかな。ブツブツ文句言いながらも時間と体力さえあればサドルに跨ったし、なんやかんや言ってモチベーションが切れる事は一度もなかった。
けど、これは多分たまたまじゃなくて、前回の記事で書いた様々な浮腫対策の副産物みたいなものかなと思ってる。
・食生活の改善、摂取するアミノ酸類の追加でトレーニングでの疲労をしっかり回復させるサイクルが出来た。
・寝る前に徹底的にマッサージしたり、仕事中も血行を促進する対策をする事でこれも疲労回復に寄与。
・しっかり湯船に浸かって体を温めて寝るようにしてから明らかに睡眠の質が変わった。これも疲労回復に寄与。
など。
特に睡眠の質の変化は面白いデータが取れた。
とある平日の睡眠のデータ。
1枚目はシャワーだけ済ませて寝てた12月の睡眠、2枚目は湯船でしっかり体を温めてから寝るようにした最近の睡眠。
どちらも6時間ちょっとの睡眠だけど、深い睡眠と浅い睡眠の入れ替わる頻度が増えた事が分かる。
だから何なのかと言われても自分は専門家じゃないから分からないけど、確かに言えるのは後者の方が明らかに目覚めもスッキリして、疲労がしっかり抜けて体が軽いのだ。(多分レム睡眠ノンレム睡眠云々の話でしょ)
ガス代、水道代、時間をケチって湯船に浸からない生活をしていたがそれは愚かだった。
あとは徹底的にマスク使って職場で風邪拾わないように対策したり。風邪ひいたら元も子もない。何事も小さな事の積み重ねだね。
普通の食事や風呂、そんな事大半の人にとって常識かもしれないけど、下手くそな一人暮らし社会人生活を送っていた自分にとってはもはや一つの努力みたいなものだった。
多分その辺が効いてこれまで日常生活で慢性的に感じていた疲労感が消えて普段の練習からのパフォーマンスも向上し、最後まで追い込めるようになって練習の質も上がり、その疲労もしっかり回復させてのサイクルで調子もうなぎのぼり、って感じだったのかな。
繰り返しなるが、本当にすごく当たり前の事なんだと思うけど意外とこのリズムを掴むのは自分にとって難しかった。
その結果、特に練習モリモリに詰め込んだ訳でもなく、無理なく練習と休息を繰り返しただけで24分のTTの中でちゃっかり20分パワーを更新したり(実質FTP更新)、zwiftの適当なレースでも過去最高のNPを記録したり。
もう自転車が楽しくて仕方がない。
そんな感じで少なくとも今シーズン(冬)で1番強い状態でレースに臨んだ。
レースのコンディションとしては、雨予報もガラッとかわり晴れ。冬なのに走ればクソ暑い気温に。
レース前にインナーも脱ぎ、ニーウォーマーも取って手袋以外完全に夏装備スタイルで。
前回から始めたイナーメvery hotでの入念なアップマッサージと実際に走るウォームアップを済ませてスタートラインへ。
しっかり直前までダウン着て冷やさないスタイル。
タイヤはserac cx tubeless x-guard両輪1.9barくらい。今回も結構跳ねるとこがあったりするのでパンクリスク回避で。
レーススタート。まだゼッケン39番。安定の後方スタート。
レーススタート。
第1コーナーまでに抜いておかないと下りで渋滞して置いてかれるとは知っていたが、どうしても自分の前は詰まって全く抜けなかった。ここでの順位はというと、後ろには5〜10人くらいしかおらんくらい後ろ()
結局、下りの前で渋滞しペダルを外し少し待つくらい足止めを食らってしまった。
この時点で正直先頭での勝負には絡めないのはほぼ確定という感じだった。
もちろん諦めずすぐにコツコツと順位を上げ…たかったけどしばらく続く林区間はとてもじゃないけどパス出来る道幅ではなくおとなしくやりすごし。
結局開けた区間でモリモリ回してコツコツ抜き、階段も1段飛ばしで駆け上がり、少しでも前でゴールを…と奮闘。
結果、16位でゴールという感じでした。
脚はめちゃくちゃ調子良かったけどスタートミス、テクニック不足かな。
今回も途中落車やメカトラみたいなミスを発生させる事なく走り切れたのは良かったなと。この調子で安全運転に努めたいところ👷🏻♂️
ふざけてるようだけどこれってすごく重要なんじゃないかなって。今回結構パンクや落車とそれに伴うメカトラで足止めを食らっている人が多かった印象。
自分はたまたま運が良かったのではなく、運も実力の内でしょって思ってる。
機材の選択もスピードを犠牲にしてパンクしにくいx-guardをチョイスして気圧も高めに設定したり、RDとクランクに必要な投資をしてチェーン落ち対策も徹底している。
本当にトップクラスでコンマ1秒を争うなら賢い選択ではないかもしれないけどこのクラスならありじゃないかなって。まだテクニックでこの辺のリスクをカバーする事も出来ないし。
なんでここまでリスク回避に注力するかって?
気持ちよく出し切ってレース終えたいからだよ←
やっぱりシクロクロスは楽しいし、苦しんで出し切ってナンボでしょって。
今回も応援、お写真、大会運営ありがとうございました。
やたらコンディション調整の記事が多くなってるけど、春から一人暮らし社会人デビューする人の反面教師としてだったり、調子崩したときに僕のクソ記事読んで少しでもヒントになればいいなと思ってます。
ではまた✋
東海CX 第3,4,5戦 WNP・愛知牧場2days
なんだか時間にゆとりのない生活を送っていてレポートを書けてなかったので簡単にまとめて。
今回はレースレポというよりコンディション調整、日頃のケアを見直してみたのでそれについてまとめておきたいと思い書いときました。
前置きとしてまず年末のWNP。
第1戦の平田でメカトラに苦しみながらも代車で辛うじて完走して得たポイントと第2戦の新城で上位に食い込み得たポイントによりやっとのことでC3最前列スタート。
うまくスタートダッシュを決めて2番手につける。
しかしここでアクシデント。
脚が完全に固まって動かなくなってしまった。
まだスタートしてたったの3分程度。
意味がわからない。
確かにスタートダッシュから砂区間も踏み倒して脚は使ったが普段ならこんな早く脚が終わる事はあり得ない。
結局その後は固まった脚の所為で試走なら乗車クリアできたような砂区間も踏めずに降りたりし、ずるずると順位を下げ、終わってみれば31位。
どうしてこうなってしまったのか。
思い返してみると11月末の寒くなったあたりから、暖房は入るものの足元の底冷えが厳しい職場の環境が原因で脚のむくみが酷くなっていた。
しかし最初はただの疲労だと思って特に対策を講じることもせずにいて、結局後から確信した事だがWNPは脚がむくみにむくんだ状態で参戦してしまっていたらしい。
というのも、その後の練習での経験則として、仕事後に脚がむくんだ状態で踏むとすぐにWNPでの脚が固まる現象が同様に起きたので確信できた。
さらに悪かったのは、以前から自分は朝試走だけしとけばそこまで直前にアップをしなくてもレースで走れるタイプの人間だったのでアップなしでそのままスタートしていた。せめてアップをして筋肉をほぐし血を巡らせていれば根本的な解決にはならないけど脚が固まるのは回避出来ていたかもしれない。
ここから僕のむくみとの格闘の日々が始まったのでした。
そもそもむくみがこんなに辛いものとは思わなかった。
写真は仕事後の靴下をめくった脚。
半端じゃないくらい靴下の痕がくっきり。
仕事が終わる頃にはいつも脚はパンパンになり、本当に練習後のように脚が重く、疲労感に満ちた感覚になる。というかむくみが酷く脚が重い日は練習を始める事すら出来なかったので実質的に疲労そのものでした。
ネットで調べると一日中座りっぱなしだとこうなりやすいらしい。女性が←
なんでこんな体質になってしまったのか分からないがこのままではまともに練習も出来ないのでまずいという事で、むくみ解消・疲労回復促進を狙ってとった対策は
・食事の見直し(栄養バランスの改善)
・普段のプロテインに加えてグルタミン、HMBの摂取(疲労回復の更なる促進)
・仕事で足を冷やさない対策(タイツ、ヒートソックスの使用)
・仕事中も着圧ソックスを履き続けて脚の下部に血が溜まるのを防ぐ
・座っている時も脚を伸ばしたり曲げたり姿勢を変えたりしてなるべく血を巡らせる
・練習前、就寝前にオイル使ってマッサージ。寝てる間も当然着圧ソックス(これは以前から)
・風呂でしっかり体を温める
・レース前はイナーメオイルのvery hotであたためる
など。
とにかく地味に出費がかさんだが思いつく限りで解決の可能性がある事はなんでもやった。
その結果、完全にむくみゼロとはならなかったが、対策を取る前に比べれば仕事終わりのむくみ具合はある程度軽減された。
おかげで仕事後に練習出来ないというほどではなくなり普通に練習をこなす事は出来るようになった。
そんな感じで愛知牧場1日目。
当日朝試走してびっくり。こんなにアップダウン激しくて泥区間もあるハードなコースなのかと。ただどうしようもないドロドロ具合でなく、若干固まり気味なので轍を少しでも外すと前転なりなんなりで吹っ飛びそうな感じ。
実際吹っ飛ぶ人が結構いた。
1日目はこれまで通りC3。
今回は念入りにレース前の準備をする。
レースのアップ前にしっかりvery hot塗りたくりがてら脚をマッサージ。筋肉をほぐし、血の巡りを促す。特にやり方調べてやった訳じゃないから合ってるのかとか効果あるのかとか知らんけど自分の納得いくように。
そして15分ほどしっかりアップ。初めは緩めからの体感280w程度まで回し、刺激入れに数秒体感400wくらいでふんっと踏んだり(シクロクロスバイクにパワメついてないから知らん)。
アップは人それぞれだろうけどとりあえずそのくらいが自分にとって体が温まり脚も軽く回る感じがした。
その辺でアップを終えて、いつも通りポカリとbcaaのドリンクをがぶ飲みしてスタートラインへ。本当は少しずつ水分摂っていきたいんだけど冬場寒すぎてすぐトイレ行きたくなっちゃうもんであえて直前にがぶ飲みスタイルにしている。平田CXの時とかスタートライン並んでトイレ行きたくなってそのままスタートして最悪だった。
あと、タイヤはserac cx tubeless x-guardで空気圧は高めの両輪1.9barくらい。
バイクが(ノシ 'ω')ノシ バンバン跳ねるとこあるし、硬くて深い轍入れるのミスった時とかにタイヤ外れると嫌なので。
正直まだ素人で空気圧0.1bar単位で変えてもよーわからんのでそれならリスク回避でしょってスタイル。
今回のスタートも最前列。トップとまでは行かなくていいから確実にスタートダッシュを決めて上位5番以内のスタートをなるべく脚を温存してキメておきたい。スタート後の登りの後しばらくはコースが狭く抜ける区間が少ないのでスタートをしくじるとヘアピンや泥区間で渋滞が起こる事が容易に想像出来る。
あと、スタート位置はある程度選べたので右側に並んだ。最初が右コーナーなのもあるけど右半分の方がスタート直後の区間がコンクリートの区間が長く、左側の方が砂利区間が早く始まっているのを試走で見逃さなかった。
レーススタート。
クリートキャッチも完璧に決まり、さほどもがく事なく体感400w程度のシッティングで登りの砂利区間をホイールを無駄に空転させないように着実にやり過ごし、シレッと2位につける。
カッ飛んで行った1位のスーパー中学生がコースをミスし、ワイ将1位へ浮上(しばらくしたらまたカッ飛んできて抜かれたけど)。
で、スーパー中学生はそのままマリオカートのキラーの様なペースを保ったまま前方へ消えていった。追えなくもなかったけど確実について行ったらすぐ脚終わるやつだと察したのでスルーした。確実な昇格を狙う。
途中で計3周と確認。
その後は淡々と先頭スタートを切った利点を活かし、ミスなく・無理のない安定した一定ペースを刻み、数人に抜かれたものの、落ち着いた3人パックを形成し、落ち過ぎず上げすぎないキツイペースをキープし(この3人パックまでが昇格確定していた)、その3人パックの中では最後競り負けたものの、なんとか5位でフィニッシュ。
無事C2へ昇格。
文面を見ると余裕そうだけど全くそんな事はなかった。
1つ後ろはほんの10秒差だったし、その1つ後ろにはこの前のWNPからシクロクロス参戦して一発昇格決めてきたircの吉岡選手も迫っていた。
1ミスでもしてたら昇格はまずなさそうだったので本当にミスの無い確実な走りが出来て良かった。
深い轍にも正確にタイヤを入れれたし、逆バンクのコーナーもコケる事なくこなせたし、通称洗濯板とかいうメカトラ・落車続出のバンピー過ぎる下り区間もチェーンを落としたりせずこなせた。ここは本当に平田でチェーン落ちて萎えた勢いでRDをGRXに換装しておいて良かったと思う。スタビライザー無しだったら高確率でチェーン落ちしてたと思う。
そして終わってから気付いたがむくみのせいで脚が固まる事件は起きていなかった。
平日にむくみと戦いながらの練習だったので仕上がりは完璧では無く、年末年始のデブ活でデ部に入部してしまっていたが、レース当日に持っている力を出し切る事が出来た。
第一戦 平田:チェーン落ち
第二戦 新城:どうも脚が重く不調
第三戦 WNP:脚固まり死亡
と散々な結果で来ていたので、レースでパフォーマンスを引き出す方法が少し分かった、それだけで自分にとって収穫のあるレースだった。
その日は残りのレースも観戦して帰りたい気持ちもあったがday2が控えていたので退散。
帰って普段通りのプロテイン類の補給、食事、ドロドロになったバイクの洗車、脚のケアをして、寝た。
Day2のC2は午後なので試走もお昼のだけでいいかということでゆっくり寝れた。
起きてびっくりだが脚の疲労はほぼゼロだった。たとえ30分だけとは言え超高強度でレース後はヘロヘロになるほど1日目追い込んだのに。
どうやら脚のむくみ対策の副産物で、疲労をオーバーキルするメソッドと回復力を身につけてしまったのかもしれない←(んなアホな)
しかし事実は事実。今後もそんな感じの方針でケアするので正解なんだなと分かった。
2日目C2。
アップ等は前日同様。割愛。
ゼッケンは70番。71人中70番()
昇格直後だしそりゃそうだ。
アイウェアつけてないのはC2の時間帯が遅いのに加えて曇ってて意外と暗くて持ってきてたprizm snowではちょっと視界が暗過ぎたので。
次からクリアレンズでいいかも。
よっこらせ。焦っても仕方ないし逆に余裕のスタート()
けど、案外最初のスタートダッシュで抜けた。
多分20人以上抜いた。
後から頂いた写真を見るとシレッと最初の右コーナー抜けた時点でこの位置にいた。
けどまだ先頭は遠い。
先頭がはるか先のコーナーを折り返してるのが見えるたび萎える←
とてもじゃないけど自分のフィジカルで今日勝負するのは無理だと分かっていたので「なるべく上位でゴールして次戦に繋げる」という目標に焦点を。
内容は特に面白い事はしてない。
前転とかメカトラとか期待に応えられず申し訳ねえ←
途中で周回数は5周と決まった。
えぇ…()
予想出来てたけどモーモー坂5回はマジ勘弁だった。
淡々とミスの無い走りで順位を着実に上げ、ビールとどて煮持ったクソ監督とその愉快な仲間たちのガヤで元気をもらいつつ、24位でフィニッシュ。
1つC2上がった事での気付きとして、レース時間が30分から40分に延びた事で30分で誤魔化しが効いた事がそうは行かなくなっていた。
主には腰だ。登りとかでシッティングで結構腰を酷使しててもC3までは耐えられたけどC2ではダンシングを織り混ぜて使っていかないと腰が保たない。オフロードでの登りのダンシングはうまく回さないとトルクのムラのせいでトラクションのかかりが悪く効率悪い感じがして使いたくなかったんだけど、そうも言ってられないと思いましたまる←
キツかった。本当に。
翌朝無事全身バキバキになった。
しかしとても楽しかった。
各位、運営・応援・写真をありがとうございました🙇🏻♂️
次戦は大野極楽寺。マッドコンディションの予感だがどうなる事やら()
とてつもなく長くなってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた👋
関西CX 第2戦 資生堂 富田林石川 C4A 2位入賞
こんにちは。
体調悪い芸人です。
関西シクロクロス、大阪です。
大阪行ってきました。
シクロクロスクロスデビュー戦です。
先週日曜の平田クリテ当日早朝に目眩と嘔吐でまたもDNSとなり完全に病弱キャラが定着しつつありますが、今回はしっかり体調整えました。
その日曜と翌日月曜は頭痛と微熱で丸一日実家で寝込み、翌日火曜はとりあえず普通に出勤しましたが大事をとってゴブレットスクワットだけにして、水曜にようやく練習復帰。
平田前日も軽くシクロクロス乗っただけだったので実に丸4日心拍上げなかった事になるけれど、
水曜ローラー回して心拍を上げ、
木曜またレストを挟み、
金曜に全開でローラー回してそこそこ調子良いワット数が出たので、
前日の土曜に軽くシクロクロスのテクニック練をしてレース当日を迎えた。
体調崩した後のコンディションの戻し方が小慣れてきてしまっている…←
という事で仕上がりは85点くらいあげちゃうって感じのそこそこな良さ。
1週間前のゲロ吐いて寝込んでた自分はもう影も形も無いぜ。
〜レース当日〜
7時前に会場に着き、着替える。
一応長指グローブとかニーウォーマーとか一通り防寒装備も持って行ってたけどそこそこ暖かったので夏装備で。
試走を終えて、ほぼ芝と聞いていたから空気圧少し高めか?と思ったけど思ったより砂のとこ多くて滑るのでタイヤ空気圧を少し落とした。
ここでタイヤのメモを残しておく。
IRC SERAC CX TUBELESS X-Guard
F:1.8bar R:1.9bar
正直自分に合ったタイヤの丁度良い空気圧はまだ全然分からないからこうしてデータを蓄えて見つけていきたい。
この辺もシクロクロスの奥深さと聞くし。
さあレース本番。
自分のナンバーは49。
デビュー戦なので当然ほぼ最後尾。
(MTB参戦の人たちが少し後ろに固められてたくらい)
コースは序盤がコーナーが比較的少なくて道幅も広めな、踏めば抜けそうなやや高速域区間で、後半は嫌というほどコーナーが続く区間。1箇所だけ長いストレートが後半にあるけど。
そんな感じなのでコーナー多い区間にスタート直後の大勢で入れば詰まるに決まってるので序盤でなるべく多くの敵をパスしておきたい、と企てる。
悪魔の微笑み。
レーススタート。
早速ここが頑張りどころ。
空いたスペース、空きそうなスペースをスルスルと全開で抜けていく。
第1コーナーの時点で多分25位くらいに浮上。
もっと抜きたかったけど短いストレートじゃこれくらいかーという感じ。
その後は淡々とコーナー立ち上がりでモリモリ踏んで1人ずつ地道に抜いていく。
グッと登るところが数カ所あったけど、1周目は全部降りて脚で登った。
人も密集して詰まるし前の人がコケたりするからこっちの方が確実で速かった。
1周完了時で20位切るくらいだったかな?
その時点でレースは30分に近くなるよう周回数がレース中に決定されるはずだから4周になるだろうと読めた。
冷静だったけど心拍が冷静じゃなかった。
後から見たら心拍が28分の平均で184だった。
ずっとレッドゾーン。
そりゃキツイわ。シクロクロス恐るべし。
2周目突入するも先頭が見える気がしない。
最初のスタートダッシュでやはりかなり差をつけられたらしい。
タレない程度に速いペースで踏み続ける。
2周目以降は登りも基本乗ったままクリアした。
1ヶ所だけ下ってUターンからの登りのところは試走では登れたけど疲れた状態だとへたっぴな僕には足付きのリスクがあると思ったので降りて登った。
これは試走終えた時点で決めていた事。
今回は遅くても良いからとにかくミスせずに行こうと決めていた。
結果から言えばコーナーも下手なりに余裕を持ってクリアして行ったので1度もコケずにレースを終えられた。
その後も淡々と立ち上がりで踏んで1人ずつパス。
2019.11.10 関西CX 第2戦 富田林 C4A - YouTube
その様子は自分の後ろにいつのまにか食らいついていた日比君の動画に。
(無断でリンク貼っちゃうスタイル。許せ。)
そんな調子で最終の4周目突入時にようやく5番手前後くらいだったっけな。諦めないゾ。
モリモリ踏み続けてさらに抜いて最終周中盤でやっと3位に浮上。
ここまで来たら当然優勝狙う。
サクッと2位の選手も抜いて…と思ったけど流石に簡単には抜かせてくれない。
そら表彰台圏内だからね。
それにコーナーは自分の方が下手くそ。
だったらパワーの暴力だ。
後半の長いバックストレートで全開で踏んでコーナー一歩手前でなんとか抜く。
からのハードブレーキング。
しっかり減速して曲がれた。
ディスクブレーキ じゃなかったらヤバかったぜ…。
そして全開で立ち上がり。
完全に3位になった選手を千切った。
残るは1人。結構先行していた。
もうコースも残り少ないし。必死に出し惜しみせずに踏む。
辛うじて最終コーナーで2車体分くらいの差まで縮めた。
スプリント勝負になった。
スプリントなら得意分野…
と言いたいところだったけど流石に脚が限界寸前な上、ボコボコの芝生の上では瞬間的な最大パワーに長けていてもトラクションが効かないから7割くらいしか出せない。
ストレートでなんとか差を埋めて並んで、
ゴールでハンドルを投げたけれど5cmほど及ばず。
2位。
関西シクロクロス限定?な2位のシルバーワッペンをもらいました。
悔しいけれど初戦で最後尾スタートにしては上出来だということにしよう。
それにロードとは違う、完全に出し切って清々しく燃え尽きたような充実感があった。
なんてキツ楽しいスポーツなんだシクロクロスというやつは。
冬の楽しみを見つけてしまったようだ。
優勝は逃したものの、2位でC3に昇格なので次の東海シクロクロス第1戦はいきなりC3スタート。幸先いいね。
C3の選手の方はよろしくお願いします。
最後にヘルメットのインプレを。
今回初のシクロクロスのレースという事で、ロードのレースと違って常に高い心拍数を打ち続けた事で秋だというのに汗が止まらないほどに体が熱くなっていたのですが、TRENTAの高い通気性のおかげでシクロクロスの低い速度域での使用環境でもオーバーヒートする事なく頭に熱を籠らせずに冷静にペースを刻み最後までタレずに走り切る事が出来ました。
本当にいいヘルメットです。
METはいいぞ。
以上。レースレポでした。
ありがとうございました。
充電完了、レース復帰(AACA、モリコロ)
こんにちは。生きてます。かまてぃです。
9月上旬に舞洲クリテを終えて、いろいろ疲れてたので自転車お休みしていました。
ちょっと軽いローラーを挟んで心拍上げたりはしてましたが丸2週間ゆる〜い日々を送っていました。
その間にしれっとロード機材を変更しました。
休んでる間にわっせわっせと組みました。
RIDLEY NOAH SLです。
基本的にコンポは移植ですがパワーメーターをエスワの両足計測に変更しました。
僕としては初のエアロロードです。
ダウンチューブとか結構細いです。
そしてあえて流行りに乗らず引き続きリムブレーキモデルを買いました←
ついでにさらに新機材の紹介。
CANNONDALE CAAD X です。
シクロクロスです。
コンポはとりあえずホイールを純正鉄下駄から
ALEX RIMS CXD4 に納車と同時に変更しました。
フロントシングルのチェーンリングもショップで手配していたのですが海外からなかなか届かず、初戦に間に合うかすら怪しいです。
今季からシクロクロスに参戦する事にしましたのでよろしくお願いします。
結果的に9月中に2台増えるというやばい人になってしまいました。
なんやかんや社会人になると若干金はあるわけで。
と、自転車いじったりして休んでたおかげで疲れ切っていた体は回復したのでまた練習を開始しました。
FTPとかインターバル耐性とかかなり落ちてしまったけど疲労溜めまくって力が入らなくなった頃に比べればずっといい。
案外すんなり戻せそうな感じ。
それで1週間ほど練習して、前日にも雨沢3本と三国山1本モリモリ登って復帰戦、
9/29 AACA1-1に参加。
今までで一番動けた気がする。
と言っても今回こそ逃げに乗ろうと思ってたんですが結局また決定的な逃げには乗れませんでした。
しかし逃げに乗ろうとか追走の小集団作ろうと動いたり出来たので明らかに完走するだけでやっとだった前よりは走れた。
後半はDESTRAで追走集団先頭引いて逃げからの逃げの2名以外の逃げ集団を潰せたので楽しかった。
最後の3位争いのスプリントにも少し余力があったので参加しようと思ったけれど、バックストレートのコーナー前で、目の前でガチャガチャ接触してる人たちがおって危なそうだったので新しいフレームを守るためにもスプリント勝負は降りた。
一応その直後安全を確保したところで試しに初めてノアでスプリントしてみたら最大1500w超えたので、誤計測で無ければすごいかかりが良さそうなフレームって感じがした。
フレームのインプレはそのうち需要がありそうだったり書く気になったりしたら書こうかなと。今のところ結構良い感じです。
そしてさらにそこから1週間後、
モリコロパークサイクルフェスティバル
60分エンデューロに参戦。
結果は残念ながら入賞圏外の6位。
そう簡単に全盛期までパフォーマンスは戻らないようです。しかし想像以上にパワーは戻ってきてました。
展開としては最初にサポートの愛三レーシング2人とサッキーがペースブチ上げて集団をあっという間に散り散りにして、3周目くらいだっけ?去年のダミアンと違って集団を散らせ終わったからか普通にサポートの選手は下がって自分らでローテを回し始めました。
自分にローテ回ってきて、あまりここでペースあげる意味もないし結構キツかったので自分が先頭を大体270wくらいで引いてたんですが、このタイミングでサポートの愛三が再度ペースブチ上げ。我々素人からしたらちょっとしたアタック。そのとき先頭集団は10人くらいだったのですが、4人くらいついて行ったのかな?
自分も乗ろうと思ったのですがローテ終えたタイミングで人の後ろついたらその前で中切れ。
まさかペース上げるにしてもこんな風に散らせるとは思わなかった。ただ愛三の選手の後ろについて動き見えてた人が有利じゃんって感じでぬぬぬぬぬって感じだった。
(寝坊新ジャージもデビュー戦でした。かっこいいよね、うん。)
結局、4人+サッキーでローテ回して淡々とそこそこのペースで走ったものの、先頭とのタイム差は縮まるどころか広がり、最終的には自分含め3人になり、そのままゴール前、スプリントしようと思ったらハードな展開で悲鳴を上げていた脚が脚を攣る予兆はなかったが突然攣って脚はストップ。今までのふくらはぎと違って今回は膝上の四頭筋?のとこを攣った。
結果は6位だったけれど途中から協調してローテ回して、最後は一緒に回し続けた2人に「お疲れ様でした!ありがとうございました!」と伝えて爽やかな気持ちで終えられたのでなんか満足感あった。
とても良い練習になりました。
レース全体のNPはそこまで悪くなく、復帰して2週間にしては思いの外上げられたなという結果で、データの方にも満足。
その夜の飲み会は毎度の如く荒れましたが死ぬほど楽しかったので大満足の1日でした。
最後にいつもお世話になっているヘルメットのインプレです。
AACAの日は日差しはかなり強かったものの、真夏は過ぎたらしく、気温は29℃前後だったので、観戦中はめっちゃ暑かったですが走ってる最中は暑くもなく涼しくもなくみたいな微妙な気温でした。
そんな状況下でもMET TRENTAは抜群の通気性で、熱をこもらせる事なく快適に100kmのレースを走り切る事が出来ました。
モリコロの日は、朝だったこともあり、気温は22℃くらい。このくらいの気温になるともう熱がこもるどころか、「頭涼しいわ〜!」ってくらいに風が抜けます。
また、モリコロの下りは60km/hを軽く超えるくらいのスピード域で、先頭に出てエアロポジションで牽いたりしてましたが確実にヘルメットの空力の良さのアドバンテージがあったように思います。他のヘルメットに比べて高速域でバババババというような風切り音が小さい気がしました。気のせいか分かりませんが。
まあデータからも空力が良いのは分かっていたので、そういう高速域のシチュエーションがあるならエアロ無視のただ通気性良いだけのヘルメットを使うよりも精神衛生上良くて、下りを先頭で突っ込むときも気持ちよく踏んで行けます。
僕は機材選びにおいてデータ上確実に速くなると分かっているものなら体感できるレベルで無くても、プラシーボ効果でも良いから使うべきだと思っています。エアロ機材については高速域では確実に大きな差になると思います。
TRENTAはいいぞ。
以上、レースレポとMETはいいぞおじさんでした。最後まで読んで頂きありがとうございました。
わたしと平田と鈴鹿と舞洲と
こんにちは。金子みすゞです。
違うか。
本当にいろいろあってブログも書けなかったので溜まってた分全部書いてまた自分用の備忘録みたいなもんですがそのときそのときの状況報告したいと思います。
8月のAACAを終えてからの事をズルズルと書いていこうと思います。
まずはAACAの翌週の平田クリテまでの話。
オーバーワークで体調崩してからしっかり休んで辛うじて外を走れる状態まで持って行ってなんとか完走したAACAの翌日から丸々3日レストにしました。
オーバーワーク明けの体には負担が大き過ぎたようで、3日間体が疲労感に満ちて本当にしんどかったです。
4日目でようやく疲労が抜けてローラーで夜練。
翌日レスト。
鈴鹿も近かったのでTTバイクで参加させてもらう事に。
疲労ため過ぎてもすぐに体調崩しかねない不安定な状態なのは分かっていたのでtss90ほど稼ぎ、TTの良い感触も掴めたところで途中離脱。
TTの速い走らせ方がようやく掴めたような感じがした。
結構調子自体は上がってきていた。
そして翌日は平田クリテ。
シードだったけど少し体調を気遣ってというのが半分あり、なかなか脚を使わないと上がれない展開だったのもあり、序盤は遠慮がちな位置取りをしてしまって15番前後あたりで動いていた。
この位置ならよっぽど中切れはないだろうと思っていた矢先、第2コーナー立ち上がりで2人前で中切れ。ちーん。
多分先頭グループが後ろをどこかで千切ろうという勢いで加速したんだろう。
先頭集団は15人前後で抜けていき、自分らは追走開始。
ここからが調子が良かった。
この日から時間も経って記憶が薄れてきてるしどうせただの追走での話だから詳しくは割愛するけど、今までにないくらいよく脚が回って追走集団をゴリゴリ引いてました。そして久々に体調も良くて楽しくなってきてしまい走りながら笑ってました。
(以下、いただいた楽しそうな写真)
結局先頭との差は埋められず逃してしまいましたが先頭との差を一定でキープ出来たので最後まで降ろされず完走できました。
(タイムギャップ30秒くらいあったと思うからお情けかも)
この調子で1週間調整すれば結構な仕上がりで当日を迎えられそうな感触を平田で得ることが出来た。
しかしここで頑張り過ぎてまた体壊してもあかんので平田翌日はしっかり休み、火曜水曜と天気が悪かったのでローラー。
ズイフトで確かに調子が良い感触を確かめる。
しかし悲劇は木曜に起こった。
会社で夕方あたりからめちゃめちゃ体がしんどくなった。
熱が出た。
確信したのでぶっ倒れそうになりながら帰りに薬局で効きそうな薬を買い、帰宅。
熱を測ると37.9度。。。
おいおい…
こんな大事な時期に体を冷やして簡単に風邪を引くような不用心な事はしてないのでほぼ間違いなく風邪を拾ってきてしまったと思われる。
最悪だ。
結局その日は何も食欲も湧かず、そもそも作る気力もなく、ぶっ倒れるように布団にダイブして終えた。深夜に目が覚めて若干食欲が湧いて食べなければならない分は食べたけど。
金曜はもともと鈴鹿のために有休とってたから丸一日ベッドで熱にうなされながら寝ていた。
明日から鈴鹿なのに何やってんだ…
ピークより多少熱は下がったけど寝ても寝てもなかなか熱は下がりきらず、しっかり食事もして、なんだか効くと噂の高級栄養ドリンク(自分にとって)、ユンケル黄帝液を買って飲んだり、とにかく最善を尽くした。
(治り切りはしなかったもののユンケルはかなり治りを早めた感はした)
しかし奮闘もむなしく、鈴鹿当日の午前3時、熱はある程度下がったものの、喉はガラガラ、鼻はズルズル、そして頭はクラクラするし体もめちゃめちゃしんどい。
間に合わなかった。
この日のために頑張り過ぎて体調崩したり、そこから徹底的に体調管理して、無理のない範囲で限界まで調子上げて頑張ってきたここ数ヶ月の努力はなんだったのか。
そして5ステージを共に走る予定だったチームの方々に本当に申し訳なくて心が苦し過ぎた。
悔しさや不甲斐無さとか色んな感情が溢れて涙が止まらなかった。
強くなりたくて限られた時間の中でそれなりの努力をしても空回りしたり、何もかも報われな過ぎていい加減嫌になってきた。
それでも残酷な事にその1週間後には実業団の舞洲クリテリウムが待っていた。
もうメンタルもズタボロだしそもそも風邪は治ってないしで焦りしか無かったけど舞洲まではやりきる事にした。
鈴鹿DNSを決めた翌日の日曜、鼻はズルズルで喉もガラガラだけど熱がひとまず下がったので時間を決めて軽めにローラーを回した。木金土と寝たきりだったので流石にこれ以上何もしない日が続くと心拍や筋肉が1週間で到底取り返せないところまで落ちてしまうと思ったから。
それにしても丸3日風邪と戦いながら寝たきりだったのでかなり体が弱ってしまっていた。
焦りしかなかったけどとりあえず心拍は上げておいた。
筋肉もこれ以上衰えさせたくなかったのでローラー後にゴブレットスクワット。
終えてから即シャワーで体を冷やさぬよう細心の注意を払った。
で、すぐまた寝た。
まず風邪を治すのが先決だろうという考えももちろんあったけど、仕上げなきゃならない期日が1週間後に控えてる以上いつ治りきるかわからないタチの悪い風邪を待つことは出来なかった。
で、翌日月曜は風邪の回復重視…でも筋肉を戻すためにゴブレットスクワットのみやっておき。
火曜、まだ鼻はズルズルだけど喉ガラガラは治ってきて久々にまともに練習出来そうだったのでローラー。外は晴れてたけど風邪も完治させなければならなかったのでサクッとローラーで追い込む選択。弱った体で練習場所へ移動する間に余計なTSSも稼ぎたくなかった。
同様の理由で水曜もローラー。
筋トレ含めると4日連続で筋肉に負荷をかけているので流石に疲労がたまってしんどかったので木曜はレスト。
ちなみに風邪による消耗と無理な練習による疲労と戦いながら練習の日々だったので毎日1本仕事前に栄養ドリンクをキメなきゃやってられなかったです←
(用法用量守ってたけど改めて見ると毒々しい…)
そして思い返せば調子良かった平田の日以降1度も実走出来てないので、金曜は1人でチェンマイでインターバル練。
正直感触としては…悪かった。
しかしもうレース2日前なので疲労を抜ききるために翌日はレストなのでこれ以上練習で調子上げる事は出来ない。これで行くしかないもんは仕方ない。
悪い仕上がりなりに手持ちの心許無い武器だけで戦うしかない。
モチベだけは切らしてなかった。
優勝は狙う。
レース当日。
ライセンスコントロールの時間が10:00からなので意外と朝は余裕だった。
慣れない高速を使い、魔境阪神高速をなんとか分岐でミスせずに無事に大阪の会場までたどり着けた。
天保山JCTの直前に出口があるの、これはひでぇわと笑ってしまった。前日にはっしーさんやすけさんがツイッターで舞洲までの高速ミスると言っていた理由がようやく分かった()
会場に着いて、チームと合流し、ライセンスコントロールを済ませ、マネージャーミーティングを済ませ、試走し、16:00からのレースまで待機。
これがまた暑くて待つだけでもしんどい。
体内の水分が抜けてしまうのだけは避けたかったので、レースまでの間水分補給は徹底した。
脱水症状はもちろん、脚攣りの原因にもなるから。
結局レースまで日陰で休みながら水2Lとポカリ2Lを消費した。
あと、試走して気付いたんだけど路面が良くない。砂が浮いてるところはカラーコーンで塞いであるから良いんだけど、それ抜きにしても第1コーナーはそれでも少し砂っぽいし1箇所アスファルトの継ぎ目?でポンと跳ねる場所がある。
第2コーナーも同様に跳ねる場所あるし、波打ってて下手に侵入すると一瞬トラクション抜けてコケそう。
そして全体的にアスファルトが粗いというのか、綺麗な路面じゃなくてガタガタ寄りで普通に踏むとトラクションが僅かにかかりにくい感じがした。
そこで空気圧はF:5.1bar、R:5.7barと低めを選択。多分この方がタイヤが跳ねなくて速そうな感じがした。そして最終コーナーは位置取りの中で間違いなく高速で突っ込む展開になると予想してフロントの食いつきも重視。
結果から先に言えば大正解だった。
で、レースの時間になり、検車とサインを済ませてスタートラインへ並び、レーススタート。
E3のレースは20周。
自分の今の実力を考え、とりあえず先頭から一歩引き、後ろ過ぎないポジションで様子を見よう…と思ってたんだけど、本当に脚が回らない。
こんなに出だしで脚が重いのは初めてだった。
そんなわけで上がりたくても上がれず、多分25番手とかで、縦に長く伸びた集団だったので多分先頭から100メートルくらい後ろにいたと思う。中切れ起きたら即ジ・エンドの位置。
幸いペースがやや落ちて少しずつ集団がまとまり始めた。しかしそのタイミングで先頭で松山城南高校の3人組(以下城南)がペースを上げて抜け出していた。それにプラス数人の逃げが出来ていたのでこれは逃しちゃ終わると思い、慌ててメイン集団を抜け出してジョイン。
このまま逃げるかと思いきや数的有利で逃げをコントロール出来る城南3人が逃げを選択しなかった。んー?よくわからん。メイン集団にチームメイト残してる訳でもないのに。結局その後集団に戻ったけど結局城南が前でコントロールしてたし。
自分はとりあえず信頼できるざきやまさんの近くを走ってることが多かった。知り合いだから心強いというのもあるけど、なにより安全だった。
そんな感じで少し集団が落ち着いてくると団子状の集団になるわけだけども…危ねえ。
走れてる人ももちろん多数居るんだけどやはりここはE3。ある程度の脚があるもののスキルが無い人も多い。特に危なかったのは2コーナーの立ち上がり。3列くらいで曲がるときキッチリラインキープ出来てる人と、外に膨らんでからまたグイッと内側に合流してくる人がいてラインが交錯しそうになっていて危ない感じがした。そう思ったのでそれ以降は低圧チューブレスのグリップの高さを活かしてインベタ侵入、インベタ立ち上がりを意識した。
そしたら案の定、残り4周くらい?のタイミングで外側で落車が起きた。
南無。
その後も主に城南トレインが集団をコントロールし、最終周。
最終周突入時で6番手くらい。
ここでやはり城南トレインが強い。完全にアシストとかの役割分担がはっきりしてて、向かい風だというのにかなりハイスピードでとてもじゃないけど単独では捲れなかった。
本当は先頭で最終コーナーに入りたかったけど完全に阻止されてしまった。
結局バックストレートを5番手で終え、最終コーナー。ここでチューブレスがまた活きる。
予想通りハイスピードで突っ込むことになったが、フロントを低圧にしておいたおかげでガッチリ食いついていたので、コーナー中に1人外側へ膨らんでいった城南の選手をインからパス、コーナーを終えホームストレートでスプリント開始。
しかしやはりパワーが出ない(1200wも出ていなかった)。そしてそれ以上に5番手からでは位置取りが悪すぎた。
手ぶらで帰る訳には行かぬと、必死にもがき、なんとか1人捲って3着。1位2位は城南だった。強かった。そしてレースが上手だった。
賞品はCCD。これは嬉しいね。
そして毎度の事ですが、METはいいぞおじさんをやっておきます。
今回久々にスプリントに絡んだ訳ですが、トレンタは空力がいいので、ひょっとすると、最後のスプリントで入賞圏内に食い込めたのはトレンタ高い空力性能のおかげ…かもしれません。笑
満足出来る結果ではないけれど、実業団で初の入賞。素直に嬉しいし、今やれるだけの事はやったと思う。頑張ったと思う。
という事でもう体もメンタルもそこそこ限界来てますし、目標のレースも特にないので少しの間自転車休みたいと思います。
ここ1週間はもう全く自転車が楽しく無くて、ただただ苦痛でした。
それにここからもうひと頑張りしてしまうと今度こそ体が崩壊して病院送りの何かが起きる気がしてなりません()
なのでまた自転車乗りたくなったら乗る事にします。(どうせ1週間もすればまた乗り回してそうな気がしますけど。)
そういえば、もうすぐシクロクロスも組み上がるので秋からのシーズンも楽しみたいと思います。
(結局自転車から離れられない人)
長くなってしまいましたが最後まで読んで下さりありがとうございました。
では👋
体調不良とAACA1-1(備忘録)
暑い日が続いてますね。
みなさんお元気ですか?
ぼくは元気じゃないです←
というのもよく練習してる方々はもう把握されてますよね。
まだ短い競技人生ですがとりあえず過去最高のスランプを迎えていました。
という事で、今回はこれから先の自分の為に不調になった経緯、原因の推測とかを残しておこうという意味でほぼダラダラ長いだけのクソ日記です。
最後チョロっとAACAの話は書いたのでそこまですっ飛ばしてもらって結構です。
で、具体的に何が起きているかというと、まず7/30に農道の練習会で熱中症になりました。思い返すとこのあたりから徐々に崩れて行った。
そしてその熱中症になった週の週末のチェンマイ2hエンデューロ練でなんとか完走はするも最後もがく余裕は全くなく、フラフラになっていた。正直平地の練習でここまで余裕がなくなるのは珍しかったけど周りが強かっただけかと納得してその日は異変とは思わず帰宅。
翌日8/4はリトルワールドのエキスパートクラスに参戦。
この日の時点でパフォーマンスは良いとは言えない感じだったけど、そこまで酷い内容では無かった。レースとしてはあまり積極的に動く気になれず(というか脚に余裕が無く)、6人前後の逃げを逃して集団2番手ゴール。
そしてその翌日はレストにして8/6,7,8と夜練をした。しかしここで完全に体にが限界を迎えたようです。
8/6の夜練では佐布里池で単独でそこそこの強度の練習をして帰宅。
8/7は水ローの練習に参加。ローテで千切れることはなかったけど最後はもがき切れなかった。
その日の内容に納得行かず帰りはなんちゃってSFRをしながら帰宅。
ここで異変に気付けばよかった。
日常生活を送っていてもなんだか体がだるい。
夜もすぐに眠くなってしっかり8時間寝ないと耐えられない体になっていた。
けど、大した問題だとは思えなかった。
8/8、会社からママチャリで帰るも全く踏めない。暑さの所為だろうと思った。
夜練なら出来るだろうと思って佐布里池に向かうも家出た瞬間から全く踏めない。佐布里池に着いて登りで踏み始めようとしても全く体に力が入らない。結局まともに練習にならず2周で辞めて帰宅。いくら疲れていてもこんなに踏めない事は初めてだった。
ここでようやく体がおかしい事に気付く。
でもここでサボる訳には行かない。
サボれば周りに置いていかれる。
多少無理してでも練習しないと強くなれない。
そんな風に考えてしまうくらいには焦っていたんだと思う。というのも4月〜6月は出張も多く忙しくてなかなか十分な練習時間を確保出来なかった(でも時間を捻出して最低限の練習はした)からその反動もあったし、8月末の鈴鹿もあるから調子を上げたかった。
とりあえずその不調の翌日はレストにして土曜早朝にチェンマイ2hエンデューロ練に参加…するも30分程度で体に全く力が入らなくなり早退。
翌日、休みたくなかったけど流石にまずい気がしてレストに。
そして月曜、治っててくれと祈りながら参加した農道の練習会では全行程の1/4ほどの距離でまた体に力が全く入らなくなり、途中で引き返し、フラフラになりながら命からがら帰宅というところまで落ちた。
本当に体がボロボロだったのかもしれない。
と言ってもノーレストで練習しまくった訳ではなく適切にレストも挟んでいたつもりだったから無理してる実感は全く無かった。それくらいにモチベーションが高かった。
でも思い返せば7月半ばの1週間で3.5kg絞って参戦したツールド新城の翌日から休まず4日連続練習したり翌週は平日に3日連続ドギツイ練習会に参加して各日70km程度走ったりしていた。おかげでその週は自分で言うのもなんだけど過去最高に強かったと思う。
でもこれが結局ピーク、限界だったらしい。
ここで原因を考えてみるとただ練習の疲労もあるかもしれないけど慣れない仕事の疲れも重なってたり、最近の異常な暑さとか、食事のバランス(量・質)の偏りとかも考えられた。食事には本当に気をつけていたつもりだったけど、練習量・強度の上昇に伴って疲労回復の為に摂らなければならない栄養の量も増えてたのにそこが補えてなかったとか考えられた。とりあえずそこはビタミン剤を買って少しでも補う事にした。
もはや体が崩壊してるようなものなのでチーム内での助言もあってしばらく休む事にした。
丁度お盆だったので月曜早朝に練習を終えてからその日に実家に帰った。
自転車を持たずに。
持って帰るとまた無理して乗ってしまうから←
月曜午後から金曜午前までほぼ5日間徹底的にフルレスト。水曜には原因を知りたくて病院に血液検査をしに行った。栄養不足以外にもスポーツ性貧血とかウイルスの悪さとかって可能性も否定出来なかったから。
まあ結果は結局貧血とかそういう原因は見つからず、異常も見つからずだったけど。
(血液検査で3000円ほどの出費だったけど貧血とかウイルスとかって可能性は潰せたから無駄じゃなかったという事で後悔はしていない)
医者からのコメントとしては、予測通り最近の異常な暑さにやられたとか、暑さと練習の疲れからビタミンが不足してた可能性はあるかもしれないですねとか言われた。(本来血液検査でその辺も調べられるらしいけどビタミン剤飲んでると値が上昇してしまって分からなくなるらしい)
ビタミン剤についてはもちろん食事で基本は栄養を摂るのは前提だけどそれを補う為にビタミン剤を飲むのは続けて良いと言われた。
そしてもう一つ、やはり疲労の蓄積の可能性もあると言われた。
改めてまとめると原因は
・オーバーワークによる疲労の蓄積
・猛暑
・栄養不足
これらのどれか、もしくは全てが合わさって体壊したんだろうなと。
で、5日間しっかり休んでから金曜に帰宅して軽くズイフトレースするも全く踏めず千切れ(4日ブランクだったし当たり前か?)、土曜にチョロっとチームTT練に参加して、不調。
そして翌日そのままAACA1-1。
今までのレースの中で最悪のコンディションかもしれない。
母親にも心配かけてるし無理しない程度に、でもやれるだけの事はやるという事で完走を目標に出走。
準備はキッチリした。
朝起きてから卵かけご飯、菓子パン、納豆、ジェルやらで無理矢理2000kcalほど摂っておいて、水分もどんどん抜けるから蓄えておく勢いでガンガン摂っておいた。
レース前はもう暑すぎたのでアップせずむしろ氷で体を冷やした。
装備は当然のバイクに刺したドリンクボトル2本と、背中に完全に凍らせた浴びる水用ボトル1本、補給食はアスリチューン4本、エナジーゼリー1袋を背中に入れて出走。
途中ボトルの補給もお願いした。(暑い中感謝しかありません)
もう今回はただでさえコンディション悪いんだから、この真昼の暑さの中でいかに体調管理して102km乗り切るかって所が自分の中で課題になっていた。
レーススタートしてから序盤はコーナー立ち上がりで千切られないように皆前へ前へと動くのでなかなか前方まで上がれない。
で、予想通りコーナー立ち上がりは集団が一気に縦に伸び、中切れ地獄だった。
(計4回くらい食らってしまった)
位置取りが大変で序盤はなかなか水分補給する暇も無かったけど、飲まなきゃ一瞬で脱水で終わるのは分かっていたので隙を見てこまめに飲んだ。
酷い暑さからいつも以上に体力も消耗してエネルギーも摂らなきゃ走りきれない事もわかっていたのでゼリーの補給も1時間経過しないあたりから30分おきに摂った。
今思うと結構冷静に走れていた。
そんな調子で最後まで耐えた。
ゴールスプリントは体調を気遣って参加せず集団ゴール。
面白い事はなにもしてませんがバッドコンディションの中で体調と脚のマネジメントをして走り切れた事は多少は自信になった。
けどここで治りかけてる体をまた痛めつけて壊すのはご免なので翌日最低2日はしっかりレストにして疲労をリセットさせてから慎重に練習再開しようと思います。
最後にトレンタのレビューですが、真夏の12:30〜15:00という最悪の時間帯のレースでも頭はしっかり風を通してくれたおかげで頭が熱いと感じる事は一切なく、熱中症にもならずに済みました。
また、通気口も多いのでボトルの水を被るとしっかり中まで水が入って、その後風が通るので頭部を冷却出来て快適でした。
この時期の1時間超えるレースは本当にヘルメットの通気性は無視できない問題かと思います。
本来「エアロ効果」と「通気性」はトレードオフの関係かと思いますが、トレンタはかなり高い次元で両立出来てるんじゃないかなぁと最近思うのですよ。
METはいいぞ。
以上、振り返りでした。
最後までありがとうございました。
皆さんも体調管理にはくれぐれもお気を付けて下さい。人の体は案外脆いです。
では。